今日(米国時間10/20)のAppleの発表で、もっと意義が大きいと思われるのは、Mac App Storeだ。Appleはまだ詳細を発表していないが、要するにiPhoneやiPadやiPod touchのApp Storeのように機能するのだろう。そこには、有料と無料のアプリケーションがある。つまりそういうことだ。
そして、アプリケーションの配布や搬送から光学ディスクが消える。
今では、まだ多くのソフトウェア(少なくとも合法的なやつ)がCDやDVDで流通している。Mac App Storeはその状況を変えるだろう。ふだん誰もが使っている大きなソフトでも、インターネットから配布されるようになる。それは、みんなが待望していたことだ。
個々のソフトウェア企業が、インターネットによる製品の流通をやったりやらなかったり、という、前からよくある話ではない。画期的なのは、コンピュータのソフトウェアのすべてをインターネットから配布するための、セントラルリポジトリ(central repository, 中央倉庫)をAppleが提供する、ということなのだ。
それは、GoogleがChrome Web Storeでやろうとしていることや、あるいはMozillaが提案しているOpen Web Ecosystemに一見似ているようだが、でもそれらはWebアプリケーションだけだ。Mac App Storeはネイティブアプリケーションを扱う。つまり、これまでのように、コンピュータ本体(Webブラウザでなく)の上で動くアプリケーションが、これからはとても合理的な方法で流通するのだ。
この流通方式によって、CD、DVDなどの光学ディスクは陳腐化する。最初に述べたように、光学ドライブはコンピュータから消えて欲しいものの一つだから、それはたいへん良いことだ。
7年半前にiTunes Music Storeを立ち上げたときから、AppleはCD殺しを開始していた。今日は、CDに止め(とどめ)を刺した。もう、生き返ることはない。