GMナタネ自生調査の過程で偶然にもGM大豆とGMトウモロコシの自生も確認された。横浜港と清水港では害虫抵抗性(モンサントのCry1Ab:MON810)をもつトウモロコシが自生し草丈は20cm程度であった。自生はしていなかったが、同じ害虫抵抗性のトウモロコシの種子が清水港と愛知県衣浦港の道路脇や側溝、交差点などで見つかった。条件がよければこれらが発芽、成長することになる。

清水港の富士見埠頭ではモンサントのラウンドアップ除草剤耐性の大豆が道路脇の草むらに多数かたまって自生していた。GMではなかったが同じ清水港の豊年埠頭の道路脇には多数の大豆が自生していた。別の日の調査ではすっかり除草されていた同じ場所に、多数の大豆種子がこぼれており、こぼれ落ちは日常的に起きていることを示唆している。これら、GMトウモロコシとGM大豆の自生が国内で確認されたのは今回が初めてである。大豆やトウモロコシの輸入港はナタネ輸入港と必ずしも同じではなく、清水港で3種類が見つかったのは偶然である。

国内の大豆やトウモロコシの輸入港を改めて調査する必要がある。GMトウモロコシは交配可能な在来野生種はないが、内陸部に広がれば各地の栽培トウモロコシと交配する危険性はある。トウモロコシの原産国メキシコでは規制が遅れ、表示制度も無いことから、食用や家畜飼料としてアメリカから輸入されるGMトウモロコシによるGM汚染が急速にすすんで野生種や在来種の約10%がGM汚染し、GMトウモロコシの栽培が禁止された今でもすでに原状回復が困難な状況にある。大豆は自家受粉性だが、近隣にあれば栽培種との交配もゼロではなく、また国立環境研究所の研究によれば野生のつる豆と開花期が同じく交配も可能である。こうしたことを考えれば、自然界へのGM遺伝子拡散のリスクも無視できない。

(via kml)

Found via kml-deactivated20090622. Posted Friday, December 19th, at 11:32 AM (∞).

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